2024年6月15日土曜日

ジャイロキャノピーステムベアリング交換

 ジャイロキャノピー(11型)は低速時に不安定であるし、路面の突起を超えるときにガタンと音がします。

先日リアのダンパーブッシュを交換し、だいぶ落ち着いてきましたのでフロント周りが余計に気になります。

注文しておいたステムベアリングが届きましたので交換することにしました。



諸兄の忠告通りフロントタイヤを外します。



次にインナーカバーを取り外します。



ハンドルを止めているナットを緩めハンドルを外しますが、これが固着していてなかなか外れません。


浸透潤滑油を吹いて、たたいて・・・やっと外れました。



あらかじめワイヤー系や電装コードはフリーにしておきます。

ステムの上部のナットを大きめのモンキーレンチで緩めます。

回り止めが入っているのでマイナスドライバーでフリーにし、引っ掛けスパナで緩めます。

最下部のナットも引っ掛けスパナで緩めるとフロントフォークが下に落ちます。

下部のベアリングは大丈夫そうです。

パーツクリーナーとウエスできれいにします。

上のベアリングはガタガタです。

レースはそのまま使おうかと思っていましたが、触ってみると凸凹しています。

よってレースも交換します。

下からマイナス貫通ドライバー(大)を入れてゴムハンマーでたたくと少しずつ外れてきます。

外したレースは案の定凸凹です。ベアリングの当たっている部分がはっきりと目視できるほどです。



きれいにして打ち込みます。最後は旧レースを上にあてきちんと定位置まではめ込みます。



あとはグリスUPして組むだけです。



締め付け具合はあまり緩いとベアリング初期摩耗したときにゆるゆるになってしまうし、きつめだとハンドリングが渋くなるので何度か締めたり緩めたりしながらちょうどよいと思われる場所を探します。

この後上部のナットを締め、ゆるみ止めをセットし最上部のボルトを締めます。

この状態で左右にスムーズに動くかを確認し、ハンドルを取り付け、タイヤを取り付け、インナーカバーを取り付け終了です。

各部きちんと締まっていることを確認し、試走に出かけます。



突起を乗り越えるときの異音は全くしません。

低速時のふらつきもほぼなくなりました。

走行時のハンドルのぶるぶるは皆無になりました。

ハンドリングも軽やかでとても良い状態になりました。

オドメーター24,533Km






0 件のコメント:

コメントを投稿