2019年11月16日土曜日

CDマフラー交換

マフラーはぼろぼろになるまで使う使うつもりでしたが、もともとが50㏄であり、88㏄にボアアップした後は何となく抜けが悪い感じがしていました。

この際ですので、安物ですがきれいなマフラーに交換することにしました。





カブC50,C70,C90用となっているので88㏄ボアアップエンジンにも安心して取り付けできます。


さて、取り外しは→取り付けはナット4つを外してつければよいだけです。


組み立て前にスイングアームやマフラーのステーを少しきれいにします。

裏側は錆サビです。

ワイヤブラシで軽く錆びを取り、パーツクリーナーで脱脂をし、新聞でマスキングを行います。

シャシブラックを日向に一定時間置いておきます。今日は日がよかったので、湯煎にかけなくても塗装がしやすい温度にはなるでしょう。

シャシブラックはいつものAZです。


シャシブラックとはいえ塗りたては結構艶があり捨てたものではありません。


十分に乾いたのでマフラーを取り付けます。!!!エキパイ取付位置からステーまでの距離が30mm程近いです。

落胆していても仕方がないので、ステーを加工しましょう。
スイングアームの付け根のナットを緩めステーに穴あけ加工をします。

平らな板ではなく強度を出すために複雑なプレスとなっていますので、久しぶりにボール盤を使います。

ポンチで印をつけガイド穴はΦ3mmを曲がった場所なのでワイヤブラシの柄で角度調節をして穴あけ面が錐と垂直になるよう調整します。

次にΦ8.5mmで穴あけです。





回転数を落として開けてゆきます。やはりボール盤はきれいに穴が開きます。


次にリーマでもう少し穴を大きくし、やすりでバリをとっていきます。


現物合わせをすると3㎜程足りません。

仕方がないので横にもう一回りし小さな穴をあけ、リーマ・ヤスリの作業を繰り返しマフラーのボルトが収まるようにします。

多少穴が大きくないと最後の取り合いでマフラーがきちんとつかないといけないので少し大雑把な穴あけ加工です。

ステーの穴あけ加工に油類をたくさん使ったので、パーツクリーナーで脱脂し、裸の鉄部の錆防止にシャシブラックをまたまた吹き付けます。

乾燥後いよいよ取り付けです。
各部ざっくりとはめ込み、4つのねじを仮止めし塩梅を確認します。

あれだけ緩い穴にしたのにキッチリの感じで何とか装着できました。


少しねじを締めあげ試走に行きます。
エンジンを掛ける前にもう一度パーツクリーナーで余計な油分や皮脂を取り除きます。


キック1発!・・・ガリッと気持ちよくマフラーに接触、最初のキックで新品のマフラーに傷をつけました。

今日は仕方なくキックをマフラーの下までずらし干渉しないようにしましたが、エンジンがかけにくいです。(かかりますがコツがいります。)





試走した感想はアイドリング時の音は低音が響きます。

加速時の音は、キャブの吸気音に負けて以前と同じです。
排気の抜けはとてもよく気持ちよく回転が上がります。

試走の後少し冷まして4つのナットを増し締めして終了です。

今日は頑張ってステーの加工を行いましたが、最後にキックでマフラーを傷つけてしまい落ち込んでいます。

オフセットタイプのキックを買い求めようと考えましたが、キックアームの曲がり部分をバーナーで真っ赤に炙ってオフセットタイプにしてみようかと思っています。


0 件のコメント:

コメントを投稿