今年の秋の長雨と小規模ながら頻発する地震の影響でお隣のがけが崩れてきました。
もともと地山を削り込んで穴を横に掘ってこの地方では「やぐら」と呼ばれている貯蔵庫です。
冬暖かく夏涼しいので昔は味噌や醤油を貯蔵していたようです。
自分が物心ついた時から苔が生えていましたので、大昔のもので、大戦中は防空壕としても使われていたようです。
地盤は泥岩で脆く柔らかいものです。
さて、現物を確認すると大昔三浦半島が海に沈んでいた名残の貝の化石がた
くさんあります。
正直この泥岩が崩れてきたのは50年記憶がありません。
無残な姿で何トンかの泥岩が崩れてきたのでどうにかなりそうな方だけ片づけます。
大型のハンマーで細かく砕こうとたたきますが、容易に細かくなりません。
大き目のバールをハンマーで打ち込みます。
泥岩とはいえ岩に目があり、上手にバールを入れるとスパッと割れます。
何事も闇雲に行っては労力だけ使って捗らないとわかります。
ハンマーも小型に変えてどんどん細かくしていきます。
細かくしても塊が重いので中に投げ入れる行為で腕がパンパンになります。
休みながら0.5立米ほど片づけができ、元のやぐらの入り口も何となくその面影がわかります。
隣に落ちた大きな塊は2立米ほどありそうですが、何も使っていない場所なのでこのままにしておきます。
昔は雑木林でも生活にいろいろ役に立つものがあり、有益でしたが、今日日は必要以上の土地を持っていると管理にお金と暇がかかって大変です。世の中は変わりました。
それも田舎暮らしの醍醐味と割り切らないとやっていけませんね。
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